教師のみなさんはどれぐらいの頻度で文部科学省のホームページをごらんになられているでしょうか?正直私はたまにしか見てません(笑)でも、たまにホームページを覗いてみると、色々な気づきがあります。当たり前ですが、私たち教職員が所属の大もとは文部科学省です。そしてホームページを見ることで、文部科学省が教育に対してどのようなビジョンをもっているのかを知ることができます。今回は、そんな文科省のホームページからふたばが気になった3つの項目についてお伝えしたいと思います。
教師の仕事の根本は授業です。そして、授業で教えるべき内容が載せられているのが学習指導要領です。小学校は今年、2020年度から、中学校は2021年度から、高等学校は2022年度から新学習指導要領による授業が始まります。文部科学省のホームページには新学習指導要領についてわかりやすく解説されています。
こちらは文部科学省による新しい学習指導要領についての動画です。シンプルでとてもわかりやすく新しい学習指導要領について解説しています。
こちらは、政府によるインターネットテレビの動画です。インターネットテレビということで、テレビ番組風に新学習指導要領について解説しています。教師が新学習指導要領ってどんなんだっけ?と思ったときに見れば、内容を再確認できると思いました。
科学技術白書は、日本の科学技術の特徴、科学技術を取り巻く環境の変化、自主技術開発の展開状況、科学技術発展のための施策などをまとめたものです。科学技術を国家繁栄の基本的要因と位置づけ、日本国民から見た科学技術の今後の在り方や、科学技術をどのように社会に役立てるかなどを論じており、今後の方策に役立てることを目的としてつくられています。そんな科学技術白書の令和2年版(2020年版)が公開されました。2040年の未来予測や新型コロナウイルス感染症の流行についても記載されています。AIやロボット、5Gなどの技術革新による社会「Society 5.0」に対して、文部科学省がどのような人物を育てようとしているのか?文部科学省が考える、未来に求められる人物像が分かります。科学技術白書は、文部科学省のホームページから無料でダウンロードすることができます。気になる方はぜひご一読ください。
科学技術白書には2040年の社会のイメージがイラスト付きで載せられています。
出典:文部科学省科学技術白書
タイトルは「人間性の再興・再考による柔軟な社会」で
の2つの柱があります。
ポイントは多様性・共存・リアルとバーチャルの調和・柔軟でしょうか?外国にルーツのある方々が増えるなど、様々な文化や考え方をもつ人達が、一つの社会でより良く生活を送るためには、多様性を認め共存する社会である必要があります。また、リアルとバーチャルの調和は、VRやARなどの普及、発展などが挙げられると思います。未来志向の教育をしていく必要性を感じるはずです。科学技術白書は無料でダウンロードできるので、この2040年の社会イメージだけでも読んでみるのはいかがでしょうか?