子どもに見せたい動画8「世界がもし100人の村だったら」

国際理解教育で使いたい動画&本「世界がもし100人の村だったら」

「世界がもし100人の村だったら」は、アメリカの大学教授が書いた小文から始まりました。この小文では世界をひとつの村にたとえ、人種、経済状態、政治体制、宗教などの差異に関する比率はそのままに、人口だけを1,000人に縮小して説明しています。これがネットを介して伝えられていくうちに、100人に人数が減り、また部分的に削除されたり、逆に加筆されたりして今の形になったようです。

↑日本では、マガジンハウスから書籍化され100万部をこすベストセラーになりました。学校では国際理解教育の教材として使われることが多いようです。せっかく教材として使うなら本を読ませるだけではもったいない。動画をうまく使うことで生徒に興味をもたせ、授業内容をより深めることができると思います。
上の動画以外にも何種類かあるようですね。↓こちらは少し大人向けかな?
生徒の雰囲気や発達段階によって使い分けられます。
「世界がもし100人の村だったら」のDVDも発売されています。さまざまな状況下に置かれた世界中の子供たちをリポートし、過酷な現実を目の当たりにしながら世界について考えることができますフジテレビからドキュメント番組として2003年から計5回放映され、反響を呼びDVD化されました。
内容は
■ロシア:-20℃に生きるストリートチルドレン
■スーダン:復讐が心の支え 両親を殺された少年兵
■ネパール:死ぬまで働き続ける奴隷少女 
■ボリビア:命を削り暗闇で働く 少年鉱夫
■フィリピン:家族を支えるためゴミ山で働く少女
■ガーナ:チョコレートも知らず 一生カカオ農園で働き続ける兄弟
など私たち日本人には想像もできないような過酷な環境で生きている子どもたちに密着しています。
日本で普通に生活していることがどれだけ恵まれているのか子どもに伝えたいです。道徳や人権教育などでぜひ子どもに見せてあげてください。
窪田 一志

1986年生まれ、近畿大学農学部卒業、学びエイド認定鉄人講師、理科コア・サイエンス・ティーチャー(CST)養成課程修了、MIE(Microsoft Innovative Educator 2022)取得、Apple Teacher 家庭教師、個別指導、塾講師を経て、神奈川県で5年間中学校理科教師として勤務。現在は大阪府の公立中学校で理科の楽しさを子どもたちに伝えるため日々奮闘中。 教材や教具、デジタル教材の開発、効果的なICT機器の活用方法、カードゲームや問題解決を通してのコミュニケーション能力の育成など自らの実践に基づいた教育活動を展開中。 ブログのアクセス数は月10万pvを超え、中学理科の授業情報をまとめた書籍「100均グッズからICTまで 中学校理科アイテム&アイデア100」を明治図書から出版。また、ブログがアプリ化されるなど勢いのある教育研究者 兼 教育実践者。 先生向け情報サイト「ふたばのブログ」の他、反転学習や、家庭学習に利用できるオンライン学習サイト「ふたば塾」、中学理科の授業動画を中心としたYoutubeチャンネル「ふたば塾」を運営。 記事執筆、研修・講演依頼、書籍化についてはお問い合わせフォームからお願いします。 【著書】 100均グッズからICTまで 中学校理科アイテム&アイデア100[明治図書出版] 授業力&学級経営力2023年12月号(記事執筆)[明治図書出版] 授業力&学級経営力2024年12月号(記事執筆)[明治図書出版] 【協力実績】 株式会社 NHKエデュケーショナル 国立科学博物館 株式会社Gakken 日本テレビ「クイズ!あなたは小学5年生より賢いの?」 株式会社 朝日新聞社 企画事業本部文化事業部 株式会社 高純度化学研究所 株式会社 アスウム 株式会社 学映システム 株式会社リバネス(教育応援VOL55) 株式会社ジヤトコ 富山県教育委員会「とやま科学オリンピック」 東京学芸大学 理科教育学分野 高知大学教育学部附属小学校 横須賀市立浦賀中学校 田尻町立中学校 順不同 Apple Teacher MIE(Microsoft Innovative Educator)