国際理解教育で使いたい動画&本「世界がもし100人の村だったら」
「世界がもし100人の村だったら」は、アメリカの大学教授が書いた小文から始まりました。この小文では世界をひとつの村にたとえ、人種、経済状態、政治体制、宗教などの差異に関する比率はそのままに、人口だけを1,000人に縮小して説明しています。これがネットを介して伝えられていくうちに、100人に人数が減り、また部分的に削除されたり、逆に加筆されたりして今の形になったようです。
↑日本では、マガジンハウスから書籍化され100万部をこすベストセラーになりました。学校では国際理解教育の教材として使われることが多いようです。せっかく教材として使うなら本を読ませるだけではもったいない。動画をうまく使うことで生徒に興味をもたせ、授業内容をより深めることができると思います。
上の動画以外にも何種類かあるようですね。↓こちらは少し大人向けかな?
生徒の雰囲気や発達段階によって使い分けられます。
「世界がもし100人の村だったら」のDVDも発売されています。さまざまな状況下に置かれた世界中の子供たちをリポートし、過酷な現実を目の当たりにしながら世界について考えることができます。フジテレビからドキュメント番組として2003年から計5回放映され、反響を呼びDVD化されました。
内容は
■ロシア:-20℃に生きるストリートチルドレン
■スーダン:復讐が心の支え 両親を殺された少年兵
■ネパール:死ぬまで働き続ける奴隷少女
■ボリビア:命を削り暗闇で働く 少年鉱夫
■フィリピン:家族を支えるためゴミ山で働く少女
■ガーナ:チョコレートも知らず 一生カカオ農園で働き続ける兄弟
など私たち日本人には想像もできないような過酷な環境で生きている子どもたちに密着しています。
日本で普通に生活していることがどれだけ恵まれているのか子どもに伝えたいです。道徳や人権教育などでぜひ子どもに見せてあげてください。
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