気圧は、子どもにとってとても理解しにくいものです。今回は、そんな気圧を楽しみながら教える方法を紹介していきます。
吹き矢でエネルギーと気圧の強さについて学ぶ
必要なもの
ストローと
綿棒で吹き矢が作れるって知っていましたか?ストローに半分に切った綿棒をいれて、吹くだけで
吹き矢ができます。
子どもにやらせられるかどうかは学校状況によりますね(笑)ストローを半分に切ると、力が加わる時間が短くなるので、あまり飛ばなくなります。
反対にストローを繋げて長くすると力が加わる時間が長くなるので、遠くまで飛ばせます。
ビニールパイプで2mの吹き矢を飛ばしてみました。かなりの肺活量が入りますが、めちゃんことびます。こうなるともっと飛ばしたくなります。どうすればいいでしょうか?吹き矢は、筒の両端の気圧差で矢を飛ばします。ということは筒の中を真空にしてやれば、矢は一気圧の力で飛んでいくはず・・・面白そうです。
真空の力
真空ポンプにつない筒の中の空気を抜きます。
筒の両端はラップでとめます。矢はプラスチックと発泡スチロールボールで作りました。
的にはアルミ缶を2つ。速度計もつけました。ドキドキしながら実験開始。
ズバキューン!
スローでもう一度
ズ〜バ〜キュ〜〜ン〜
吹っ飛んでいった可哀想な空き缶たち。よく見ると2つとも貫通しています。
すごい威力です。
二つ目の缶の中に、粉砕された弾が入っていました。
比べて見ると粉々なのがわかります。
大気圧の強さがわかる実験でした。そういえば、この前この機械と同じ仕組みでマシュマロを打ち出して、それを芸人さんが食べるというテレビ番組がやっていました。芸人さんは大変だと心から思いました。