今回は理科・・・ではなく数学ネタです。
3平方の定理を学べる面白い教具を見せてもらいました。3平方の定理は別名「ピタゴラスの定理」と言われています。
「直角三角形の3辺のうち、斜辺以外の2辺を二乗したものの和が斜辺を二乗したものと等しくなる。」
中学校3年生で学ぶ内容です。教科書でも定理について面積で教えていますが。この教具はパズル形式でピタゴラスの定理を体感することができます。
教科書を見ながら頭で考えるより、体感させることで理解が早まりますね。
3平方の定理の授業の導入で、3つの色のパズルの色の関係性を調べるところから始めても面白いかもしれません。
教師は勉強が得意な人が多いです。教科教育をしたいと考えている人たちの集団なので当たり前です。しかし、「勉強が得意」ということがときに授業を行うときにマイナスにはたらくときがあります。
「考えればわかるだろう」
「教科書を見ればわかるだろう」
「説明すればわかるだろう」
このように、なまじ頭がいいばっかりに学習が苦手な生徒の目線に立つことができず、ついつい今回のような「体感させる」ことを後回しにしてしまいます。たしかに時間はかかりますが、この「体感させる」ことが教育にはとても重要です。どの教科でも授業の中で体感させる時間をとってもらいたいと改めて感じました。
特に理科は「体感」が重要です。実験はその中心となります。可能な限り多くの実験を行いたいですね。