文化祭の季節がやってきました。私の学校では合唱コンクールが行われます。担任として毎年思うことですが、子ども達を本気で合唱に取り組ませるために必要なのはある種の雰囲気だと感じます。担任の仕事は、
「クラスで合唱に一生懸命に取り組もう」
という雰囲気をつくることにあると思うのです。雰囲気作りは難しいですが、逆に、一度この雰囲気さえつくってしまえば子どもたちは自発的に合唱に向けて一生懸命に取り組むはずです。その雰囲気作りに一役買うアプリがこちら↓
料金はliteは無料。proが100円です。私は無料のliteを使用しています。このアプリを使うと高音質な非圧縮形式で録音ができます。私は使ったことないですが、iTunesと同期すれば音源をPCに取り込むこともできるそうです。
活用の場面としては、合唱練習の最後の合わせなどです。
現状を知るために録音することを生徒に伝えて録音します。
合唱を録音すると合唱指導はよくなる?
最初は
「録音いややぁ〜」
とか
「俺歌わへんで」
とか言うのですが、いざ録音を始めるとほとんどの生徒が一生懸命に歌うから面白い。しかも、録音した後には絶対に
「さっきの歌聞かせて〜」
と生徒の方から求めてきます。歌を聴かせると
「女子の声が小さい」
「男子地声やん」
「◯◯くん音程ズレてる〜」
など自分たちの歌を分析しはじめます。ここまでくればしめたもの。後は、練習→録音→分析を繰り返すだけで自分たちで改善点を見つけるようになり、合唱が見違えるように仕上がっていきます。子どもたちも自分たちの合唱が少しずつ上手くなっていくのがわかって嬉しいようです。私はいつも合唱コンクール前日に合唱を録音し、一番初めに録音したものと聴き比べをします。初めに録音したものを聴くと、クラス中から
「メチャクチャ下手くそやぁ」
「この歌は恥ずかしい」
「私たちめっちゃ上達したなぁ」
と自分たちの成長を感じさせることができます。合唱コンクールを終えた子どもたちは結果に関わらず本当にいい表情をしています。合唱でクラスを一つにするためにPCM録音をぜひ活用してみてください。
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