今回は生徒の心を釘付けにする、びっくり実験の紹介です。
風船に針を刺すと?
授業開きなどで行うと効果的な簡単面白実験です。理科好きな子どもたちを増やせるかもしれません。
↑用意するのは風船と柄付き針だけ。
風船を膨らませて柄付き針の先端を風船に向けます。
ここで発問
「柄付き針を風船に刺すとどうなる?」
生徒たちは一斉に「割れるー」と言います。
もし、「割れない」という生徒がいたら、針を渡してやらせてください。
パンッ!
・・・普通に割れます(笑)
次に先生の凄さを見せつけます。十分にもったいぶってから・・・
ブスッ!
↑やってる自分もかなり怖いです(笑)
↑だいぶ入りました。ついには・・・
根元まで完全に入りました。
ジャジャーン♩
これは盛り上がること間違いなしですね。ではついに、種明かしです。針を差し込む場所がポイントになります。
針を刺し込むの風船の1番上。色が少し濃いところを狙います。この部分はゴムが厚くなっています。
凄い!
・・・で終わっては単なる手品になってしまいます。
結果を考察する
「風船がなぜ割れないか理由を元に分析してみよう」
この発問で手品が終わり、理科が始まります。生徒は頭を抱えて考えます。
ゴムが厚くなっていることを見出す生徒もいます。実際にやらせてみて、割れなければ立派な科学です。中には同様にゴムが厚くなっているところとして、風船の空気口近くを見つけるかもしれません。この発見がとても大切です。先生の真似をするだけでなく、一歩踏み出しています。発見した生徒に前にたたせて演示させましょう。
↑写真の色が濃くなっているところですね。
はたしてうまくいくのか?針を刺すと・・・
割れることなく根元まで入りました!
「おー!」っと歓声がおこります。
追発問
理科の醍醐味ですね。この実験の後、種明かしをします。その後、
「では、風船の側面を刺してもわらないようにするにはどうすればいいでしょう?道具をつかってもいいです。」
と追発問。
様々な意見がでます。自由な意見を出させたいですね。
風船が割れるのはゴムが元の形に戻ろうとする弾性力と空気が気圧の高い風船内部から気圧の低い風船外部に出ようとする力が針であけた穴に加わり、一気に裂けてしまうから。裂けなければ割れないということになります。それを防ぐのは
有名なのはセロテープ
針で穴を開けても割れません
厚いと割れないということで、われた他の風船のゴムを貼り付けると?
少しの間割れずに持ちましたが、その後しぼんでいきました。
しぼんだ後の風船の穴が
↑螺旋に・・・小さな竜巻が起こったのでしょうか?
他にも
マニキュアを塗ったり
マジックを塗ったり
いろいろな方法をためしました。気になる方は実際どうなるかやってみてください。
見通しを持って実験を行い結果から考察する。
This is the Sience!