ある先生が言いました。
「この20 ドル札がほしい人はいますか?」
先生は小さく紙幣を折りたたんでから言います。
「これでも、ほしいですか?」
生徒たちは手を上げ続けます。
すると今度はお札をグシャグシャにしてしまいました。
「これでもう、ほしい人はいないでしょう?」
生徒はなおも手を上げつづけます。
ついに先生は紙幣を踏み潰し、教室のはじっこへと蹴り飛ばしてしまいました。
「これでも?」
生徒の反応は変わりません。
そこで先生が一言。
「あなた達は今日大切なことを学びました。」
「私がこのお金に何をしようと、みんなは変わらず欲しいと思いました。それは、このお札に20ドルの価値があるということを、あなた達が知っているからです。何が起きても、どんな見た目になろうとも。その事実は変わりません。
どんなにつらい目にあっても、どんなにひどい扱いをされても、関係ないのです。あなたの価値は変わりません。利用されたり、邪魔者扱いされたりしても、何があったとしてもです。」
「何があっても、あなたを愛している人にとって、あなたは価値ある存在であり続けるのです」
・・・深い話ですね。自己肯定感の低下が問題視されています。特に日本の子どもたちは自分に価値はないと考えている割合が多いそうです。悲しいことですね。道徳などでこのお話しをつかっていただければと思いました。