写真撮影の名目で子供たちを集め、
「カメラマンを待つ間にお昼ごはんを食べて待っててね」
と言って部屋を出て行くお姉さん。 子どもたちが目の前のフタを開けてみると、サンドイッチが入っているのは片方だけ。本来ならば自分のご飯だから自分だけで食べてもいいけれど・・・ 自分の分を分け与えてもいいんですよね。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 気になる結果は、 この実験に参加した子供たちの20人のうち、20人全員がご飯を仲良く分けて食べるという選択をしたそうです。 足りない時は分かち合うのが一番ということを子どもたちは本能的に知っているのかもしれません。私は東北大地震の際、神奈川にいて、計画停電などで大変なとき、パンを買いだめしておかなきゃと、お店を回ったのですが、次の日職場の先輩(お師匠様)から
「こういう時に、いつも以上に買い溜めしておこうと思う人がいるから物資が足らなくなるんやで。日本全体が潰れたわけじゃないから、慌てず待っていれば物資は必ずくる」
と言われ、恥ずかしい思いをしたことを思い出しました。実際1週間後にはスーパーにも、食べ物が並ぶようになりました。
「奪い合えば足らぬ、分け合えば余る」
相田みつおさんは正しいですね。