ゾウの歯磨き粉という化学実験をご存知でしょうか?見た目にインパクトがある海外で特に人気の化学実験です。
ゾウの歯磨き粉
実験方法
①濃い過酸化水素水(30%程度)に食器用洗剤など泡立ちやすい液体を混ぜる。過酸化水素水:食器用洗剤=2:1
②①に食紅などで着色した色水を入れます。これは実験には直接関係ありませんが見た目のインパクトが増えます。
③ヨウ化カリウムを計り取る。
以上で実験の準備は終わりです。
実験は②と③を混ぜるだけ。爆発的に反応が起こりまるでゾウの歯磨き粉のような泡泡が発生します。見た目にインパクトがあり、非常に面白い実験です。
実験の原理
仕組みをはとても簡単です。消毒液(オキシドール、過酸化水素水)を傷口につけるとシュワシュワするお馴染みの現象と全く同じです。↓
ただし、この実験では反応が素早く起こるようにヨウ化カリウムを触媒として使用しています。授業では触媒のはたらきを説明する実験として使えそうですね。
発生した酸素が食器用洗剤によって気泡となり泡泡が発生するのです。仕組みが単純で面白い実験なのでぜひやってみていただきたいです。
ただし、泡泡の量が把握できていないと、床一面泡まみれになって
掃除と片付けが超大変!
ということになってしまうのでそれだけはご注意下さい。