勉強の仕方がわからないという人がいます。これは非常にまずいことだと思います。ここでは、私が考える効果的な勉強のやり方を紹介したいと思います。
成績は「勉強時間」「集中力」「勉強法」の掛け算で上がっていきます。勉強時間を自慢している人がいますが、ただ時間をかけただけでは意味がありません。では時間以外に何が大切か?それは「集中力」と「勉強法」です。3組の生徒を見ているとこの二つを苦手にする人が本当に多いように感じます。
「集中」とはあることにのめり込むような感覚です。「漫画やゲームに集中しすぎて、周りの声が聞こえない」これは漫画やゲームに集中しているからです。漫画やゲームなら集中できるのになぜ勉強には集中できないのでしょうか?それは
「勉強で内容がわかったときの楽しさを知らないから。」
数学の問題が解けたときや頑張って理解した問題が解けたとき、脳内には快感物質が駆け巡ります。これを一度味わってしまうと脳は「また、あの快感を得たい」と勉強に集中してしまうのです。「ただ、覚えるだけ」「いやいや勉強しているだけ」では集中力はほぼ0です。成績は掛け算なので、いくら勉強時間を増やしても意味がありません。
もう一つは「勉強法」です。基本的には「書いて覚える派」と「見て覚える派」があると思います。どちらにしても大切なのは、「意味を理解すること」と「確認問題(やったことない問題)を解くこと」だと思います。意味もわからずに、一問一答でただ言葉を覚えようとしている人がいますが本当にもったいない。それではテストで問題は解けません。大切なのは意味を理解することです。意味を理解しているか確認するための方法は簡単。ある言葉「○○」を覚えたら「なぜ○○が起こったの?」「○○によって何が変わったの?」といった風に言葉で終わらず深めていくことです。「覚えたつもり」「わかったつもり」にならないようにしてください。そのために確認問題を解いてみましょう。このときやったことのない問題を解くのが理想です。もし問題が解けていれば「理解している」解けなければ「理解できていない」ということがわかります。