数学の素晴らしさ「インド式2桁の掛け算の解き方」

インド式2桁の掛け算の解き方

物理が苦手だという生徒がたくさんいます。これは中学校も高校も同じ原因だと思います。原因は一つ。

「数学が苦手!」

確かに、物理はほとんど数学です。2次関数は放物線だし、微分は瞬間の速さを表します。

でも、数学が苦手だからといって物理が嫌いになってしまうのは本当にもったいないです。そもそも計算は物理ではありません。電卓を使って問題を解いても問題ないように感じます。

とはいえ、物理現象を自分で計算して結果を求め、実際に実験をした時に計算どおりになったときの感動は素晴らしいです。

自分でややこしい計算をすることも大切ですよね。中学校では、物理の計算といっても、掛け算と割り算ができれば問題ありません。しかし、その掛け算と割り算に苦労している先生方も多いはず。今回はそんな計算嫌いにピッタリの

「2けたの掛け算を簡単に解く方法」

の動画を紹介します。

2けたの掛け算を簡単に解く方法

①線と交点で求める方法

初めてこの方法を知ったときは衝撃を受けました。なんで小学校で教えてくれないのでしょうか?でも、もし教えられていたら、計算用紙は線だらけになってしまいそうですね(笑)あと、99×99のとき線が多すぎて逆に時間がかかります(笑)やはり、一度基本を習ってからこのような方法を学ぶべきですね。

②インド式筆算

いかにもインドな先生による2けたの掛け算の方法。筆算の省略バージョンです。掛け算一つとっても様々なやり方があるんですね。

③割り算の裏技

こちらは点を使った割り算の方法です。面白いです。

 

計算はあくまで計算。理科ではありません。でも、計算力は理科を解くために必要な道具。子どもたちには、道具をうまく使いこなして理科というナゾナゾを解き明かす喜びを伝えていきたいものです。

 

窪田 一志

1986年生まれ、近畿大学農学部卒業、学びエイド認定鉄人講師、理科コア・サイエンス・ティーチャー(CST)養成課程修了、MIE(Microsoft Innovative Educator 2022)取得、Apple Teacher 家庭教師、個別指導、塾講師を経て、神奈川県で5年間中学校理科教師として勤務。現在は大阪府の公立中学校で理科の楽しさを子どもたちに伝えるため日々奮闘中。 教材や教具、デジタル教材の開発、効果的なICT機器の活用方法、カードゲームや問題解決を通してのコミュニケーション能力の育成など自らの実践に基づいた教育活動を展開中。 ブログのアクセス数は月10万pvを超え、中学理科の授業情報をまとめた書籍「100均グッズからICTまで 中学校理科アイテム&アイデア100」を明治図書から出版。また、ブログがアプリ化されるなど勢いのある教育研究者 兼 教育実践者。 先生向け情報サイト「ふたばのブログ」の他、反転学習や、家庭学習に利用できるオンライン学習サイト「ふたば塾」、中学理科の授業動画を中心としたYoutubeチャンネル「ふたば塾」を運営。 記事執筆、研修・講演依頼、書籍化についてはお問い合わせフォームからお願いします。 【著書】 100均グッズからICTまで 中学校理科アイテム&アイデア100[明治図書出版] 授業力&学級経営力2023年12月号(記事執筆)[明治図書出版] 【協力実績】 株式会社 NHKエデュケーショナル 国立科学博物館 株式会社Gakken 日本テレビ「クイズ!あなたは小学5年生より賢いの?」 株式会社 朝日新聞社 企画事業本部文化事業部 株式会社 高純度化学研究所 株式会社 アスウム 株式会社 学映システム 株式会社リバネス(教育応援VOL55) 株式会社ジヤトコ 富山県教育委員会「とやま科学オリンピック」 東京学芸大学 理科教育学分野 高知大学教育学部附属小学校 横須賀市立浦賀中学校 田尻町立中学校 順不同 Apple Teacher MIE(Microsoft Innovative Educator)