アベプラ「生きるのに必要な理科の力って?授業で実験をする理由を考える」

ABEMAprimeで気になる動画が配信されていました。こちらです。

【理科】大人になってから役に立つ?災害やアウトドアでは命に直結?授業で実験する目的を考える/アベプラ

 

特別ゲストが左巻健男先生というのが凄いですよね。

実験に意味を感じない人は一定数いるようです。

  • わざわざ危険な実験をさせる意味ある?
  • 理科の実験って将来役に立たなくない?
  • 解剖の授業とかマジで苦痛だった…いらない

あなたはこれらの質問や意見にどのように答えますか?

実験をする理由について硫化水素の実験から考える

硫化水素の実験は毎年のように事故が起こっています。具体的には硫化水素を吸い込んで、生徒が気持ち悪くなるといったものです。この実験による事故はクラスで10人以上もの生徒が体調不良を訴えることがあります。左巻先生もおっしゃってますが、ある生徒が体調不良を訴えたとき、その周囲にいる生徒が同調してしまうため、被害が大きくなるような気がします。番組の中でも述べられていましたが、この実験を行うことで、火山や温泉のいったときに、硫化水素の存在に気づけるようになり、あまりに匂いが強いときは危険性を感じてその場から離れることができるのではないでしょうか?

ここからはふたばの感想ですが、理科の実験には最初から意味が用意されているわけではありません。実験に意味をもたせることこそが理科教師の仕事ではないでしょうか?バーベキューで火にアルコールをかけて大火傷を追わせてしまう事故がありましたが、あの事故も正しい理科教育が行われていたら起こらなかったはずです。

  • 理科教育の必要性
  • 理科教育に求められていること
  • 将来に繋がる理科教育

など色々考えさせられる動画でした。

窪田 一志

1986年生まれ、近畿大学農学部卒業、学びエイド認定鉄人講師、理科コア・サイエンス・ティーチャー(CST)養成課程修了、MIE(Microsoft Innovative Educator 2022)取得、Apple Teacher 家庭教師、個別指導、塾講師を経て、神奈川県で5年間中学校理科教師として勤務。現在は大阪府の公立中学校で理科の楽しさを子どもたちに伝えるため日々奮闘中。 教材や教具、デジタル教材の開発、効果的なICT機器の活用方法、カードゲームや問題解決を通してのコミュニケーション能力の育成など自らの実践に基づいた教育活動を展開中。 ブログのアクセス数は月10万pvを超え、中学理科の授業情報をまとめた書籍「100均グッズからICTまで 中学校理科アイテム&アイデア100」を明治図書から出版。また、ブログがアプリ化されるなど勢いのある教育研究者 兼 教育実践者。 先生向け情報サイト「ふたばのブログ」の他、反転学習や、家庭学習に利用できるオンライン学習サイト「ふたば塾」、中学理科の授業動画を中心としたYoutubeチャンネル「ふたば塾」を運営。 記事執筆、研修・講演依頼、書籍化についてはお問い合わせフォームからお願いします。 【著書】 100均グッズからICTまで 中学校理科アイテム&アイデア100[明治図書出版] 授業力&学級経営力2023年12月号(記事執筆)[明治図書出版] 授業力&学級経営力2024年12月号(記事執筆)[明治図書出版] 【協力実績】 株式会社 NHKエデュケーショナル 国立科学博物館 株式会社Gakken 日本テレビ「クイズ!あなたは小学5年生より賢いの?」 株式会社 朝日新聞社 企画事業本部文化事業部 株式会社 高純度化学研究所 株式会社 アスウム 株式会社 学映システム 株式会社リバネス(教育応援VOL55) 株式会社ジヤトコ 富山県教育委員会「とやま科学オリンピック」 東京学芸大学 理科教育学分野 高知大学教育学部附属小学校 横須賀市立浦賀中学校 田尻町立中学校 順不同 Apple Teacher MIE(Microsoft Innovative Educator)