担任裁量が待ち遠しくなる本「たのしいグループワーク」が素敵

「担任裁量」と聞いてどんなイメージをもちますか?最近は、系統だった教育過程が重要視され、担任裁量という言葉自体を聞かなくなりましたね。「担任裁量なんて、やるべきじゃない。」という意見をお持ちの先生もいると思います。その意見はごもっともなんですが、・・・ふたばは担任裁量が大好物なんです(笑)

担任裁量

担任裁量は、総合的な学習や特別活動などの時間調整で行われる課外活動です。例えば、学級開きを行う際、4時間で学校の流れ、委員係決め、掃除の仕方、学級目標を決める予定をたてたとします。あるクラスは4時間で終わりましたが、他のクラスは時間が足らず、学級開きにもう一時間必要だったとします。終わっているクラスは一時間余裕がありますね。こんな時に使われるのが「担任裁量」です。

担任裁量は怖い

教員になりたてのときは、担任裁量がとても怖かったのを覚えています。でも、色々な先生のアイデアや担任裁量の時間をみていくうちに、その考えは消えてしまいました。そして今では、「担任裁量がうまい先生は学級経営がうまい!」という持論をもつまでになりました。

担任裁量がうまい先生は学級経営がうまい?

だって、学級経営がうまくできない(子どもが教師を見ていない、指示を聞かない)人が担任裁量をやってうまくいくはずがないですよね。授業なら、テストや評価があるからしゃーなしで前を見ている生徒が、授業に関係なく評価に繋がらない担任の話なんて聞くはずありません。

担任裁量の時間に生徒が目を輝かせて担任を見ているのは、

  • この先生はなんか面白いことやってくれるはず
  • この先生ならきっと将来のためになることを教えてもらえるはず

といった期待をしているからです。何より普段の授業が魅力的だからこそです。縛りのある授業で楽しいなら、担任の裁量で今のクラスに必要なトピックスを扱える担任裁量が面白くないはずがないんです。

ちなみに完全にふたばの私見です(笑)

たのしいグループワーク

という独りよがりな考えで担任裁量の時間を楽しんでいたふたばには、たくさんの裁量ネタがあります。中でも、チームビルディングに繋がる情報カードを使ったグループワークはとてもお気に入りのネタの一つです。ただ、この情報カード計は、自分で作るのが難しく、また、自分で一度やってみる必要があるため、研修などで手に入れなければ中々自前のネタにできません。そんなときに教えてもらった本が今回ご紹介するたのしいグループワークです。

たのしいグループワークは大阪グループワーク研究会がつくった本で遊戯社から出版されています。続編に「もっとたのしいグループワーク」があります。

この本は手に入れるのがとても難しいです。なぜなら販路が限られているから。「たのしいグループワーク」は絶版で、続編の「たのしいグループワーク」は、大阪グループワーク研究会のホームページでメール直販のみの状態なんです。情報カード系のネタが山程載っている本が税と送料込みで2800円は安いですよね。ちなみにメルカリでは何故か5000円超えです。ホームページで直販されていることを知らない人が多く、プレミア価格になっているようです。学年主任をされている先生!学級活動担当の先生!行事などの前後で学級の団結を高めるために使ってみてはどうでしょうか?情報カードによる、活動をやったことのない先生は、まずは一度やってみてもらたいです。生徒が団結して問題解決をしていく姿を見て胸が熱くなること間違いなしですよ♪

直販サイト「大阪グループワーク研究会のホームページ」はこちらから

ということで今回は、担任裁量について考えてみましたー。深いですね。

情報カードを使ったグループワークについて知りたい方は、株式会社ハートクエイクさんのホームページに詳しく載せられていました。気になる方はハートクエイクさんのホームページをご覧ください。

株式会社ハートクエイクさんのホームページ

 

窪田 一志

1986年生まれ、近畿大学農学部卒業、学びエイド認定鉄人講師、理科コア・サイエンス・ティーチャー(CST)養成課程修了、MIE(Microsoft Innovative Educator 2022)取得、Apple Teacher 家庭教師、個別指導、塾講師を経て、神奈川県で5年間中学校理科教師として勤務。現在は大阪府の公立中学校で理科の楽しさを子どもたちに伝えるため日々奮闘中。 教材や教具、デジタル教材の開発、効果的なICT機器の活用方法、カードゲームや問題解決を通してのコミュニケーション能力の育成など自らの実践に基づいた教育活動を展開中。 ブログのアクセス数は月10万pvを超え、中学理科の授業情報をまとめた書籍「100均グッズからICTまで 中学校理科アイテム&アイデア100」を明治図書から出版。また、ブログがアプリ化されるなど勢いのある教育研究者 兼 教育実践者。 先生向け情報サイト「ふたばのブログ」の他、反転学習や、家庭学習に利用できるオンライン学習サイト「ふたば塾」、中学理科の授業動画を中心としたYoutubeチャンネル「ふたば塾」を運営。 記事執筆、研修・講演依頼、書籍化についてはお問い合わせフォームからお願いします。 【著書】 100均グッズからICTまで 中学校理科アイテム&アイデア100[明治図書出版] 授業力&学級経営力2023年12月号(記事執筆)[明治図書出版] 【協力実績】 株式会社 NHKエデュケーショナル 国立科学博物館 株式会社Gakken 日本テレビ「クイズ!あなたは小学5年生より賢いの?」 株式会社 朝日新聞社 企画事業本部文化事業部 株式会社 高純度化学研究所 株式会社 アスウム 株式会社 学映システム 株式会社リバネス(教育応援VOL55) 株式会社ジヤトコ 富山県教育委員会「とやま科学オリンピック」 東京学芸大学 理科教育学分野 高知大学教育学部附属小学校 横須賀市立浦賀中学校 田尻町立中学校 順不同 Apple Teacher MIE(Microsoft Innovative Educator)

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