理科の先生は理科のスペシャリスト!そんな風に思われるのは当たり前です。でも、実際は「生物のスペシャリストではあるけど、物理は・・・」とか、「化学はよくわかるけど、地学はほとんど勉強してこなかった・・・」なんてことがあります。一般の方にとっては「そんなばかな。」と思われるかもしれませんが、教員免許を出しているのは大学です。大学は学部、学科に分かれており、理工学部物理学科、農学部農学科、などそれぞれの専門家を育てることに重きをおいています。一応、教員免許をとるためには、物理、化学、生物、地学のそれぞれの講義を受ける必要がありますが、深い知識・・・とまでは言えないと思います。そのため、教員免許はあるものの、「物理、化学、生物、地学、すべておまかせ♫」と自信をもって言える先生はなかなかいないのが現状です。
そんな中、特に困るのは実験です。自身が使ってきた器具なら専門ですが、専門外、さらに新しい実験器具については門外漢と言ってもいいかもしれません。説明書を見ながら実験準備をするのは大変です。でもそんな先生にとって大活躍するサイトを見つけました。実験器具を製作しているケニスさんのホームページ「ケニス理科実験」です。
「この実験器どうやって使うの??」そんな先生の疑問に動画でわかりやすく答えてくれます。また、実験後のまとめの前に見せる動画としてもとてもわかりやすいです。実験の日に欠席している生徒もいるので、ふたばは、実験の次の授業で実験動画を見せるようにしています。ちゃんと実験している生徒にとっても実験内容を思い出せますしね。ケニスさんは、このサイトだけでなく、YouTubeでも様々な実験動画を紹介しています。うまく活用して実験内容の理解に役立てていただきたいと思いました。
ふたばの専門は生物、の中でもサンゴになります。でも、授業でサンゴを扱うことはほとんどありません(笑)物理に関しては大学ですこしかじっただけ、ほぼ独学での学習でした。恥ずかしながら、生徒が喜ぶ実験器具「パンデグラフ」の使い方も先生になるまでは全く知りませんでした。教えることは学ぶことといいますが、たしかに教師も生徒日々学んでいく必要性を感じます。