東大阪市が脱出ゲーム形式で防災訓練を実施

東大阪市で脱出ゲームをしながら防災について学べる「体感型防災アトラクション」が行われたというニュース番組を見ました。気になり調べてみるととても面白く学校の防災教育にも応用できるのではないかと感じました。今回はそんな体感型防災アトラクションについてです。

体感型防災アトラクション

YouTubeでは防災アトラクションについてのプロモーションビデオが公開されていました。まずは下の動画を御覧ください。

防災アトラクションプロモーションビデオ

つい見入ってしまう内容です。災害はニュースなどで見ても中々我がごととして捉えにくい側面があります。しかし、実際に自分の身に起きたときのために準備や対策方法を調べておくことはとても大切です。ボーイスカウトの合言葉に「備えよ!常に!」というものがあります。防災については合言葉の通り、しっかり準備をしているかどうかが重要なのです。

体感型 防災アトラクションとは

地震・津波・噴火・大雨…など、自然災害が多発する昨今、災害発生の瞬間には自分で身を守る「自助力」が必須であり、また地域や仲間と協力し合う「共助」が求められます。この体感型 防災アトラクションでは、想定外の自然災害が発生、災害現場から脱出するまでに残された時間はわずか、という設定でスタートし、家族や仲間同士で協力しあい、様々なミッションをクリアしながら災害現場から無事脱出・安全確保を目指します。災害時に必要な行動を身につけ、自助・共助の重要性を体感いただきます。

東大阪市ホームページより引用

このアトラクションの面白いところは、実際に自分の体を使って防災について学べるところです。「新聞紙を使ってスリッパを作れるということをテレビで見て知っている」というのと「実際に自分で作ったことがある!」では意味合いが全く違います。このような防災対策を脱出ゲーム形式で学ぶ方法なら、誰もが楽しみながら防災について学べると感じました。準備は大変ですが、学校でも体育館などで行えばとても良い防災教育になるのではないでしょうか。ぜひ参考にしてみてください。

東大阪市で行われた体感型防災アトラクションのポスター

体感型防災アトラクションin東大阪のホームページはこちら

調べてみると、この体感型防災アトラクションは様々な都市で行われていることがわかりました。

長崎県の体感型防災アトラクションのポスター

和泉市の体感型防災アトラクションのポスター

無料で参加することができるので、気になる方はぜひ参加してみてください。

ニュース映像

窪田 一志

1986年生まれ、近畿大学農学部卒業、学びエイド認定鉄人講師、理科コア・サイエンス・ティーチャー(CST)養成課程修了、MIE(Microsoft Innovative Educator 2022)取得、Apple Teacher 家庭教師、個別指導、塾講師を経て、神奈川県で5年間中学校理科教師として勤務。現在は大阪府の公立中学校で理科の楽しさを子どもたちに伝えるため日々奮闘中。 教材や教具、デジタル教材の開発、効果的なICT機器の活用方法、カードゲームや問題解決を通してのコミュニケーション能力の育成など自らの実践に基づいた教育活動を展開中。 ブログのアクセス数は月10万pvを超え、中学理科の授業情報をまとめた書籍「100均グッズからICTまで 中学校理科アイテム&アイデア100」を明治図書から出版。また、ブログがアプリ化されるなど勢いのある教育研究者 兼 教育実践者。 先生向け情報サイト「ふたばのブログ」の他、反転学習や、家庭学習に利用できるオンライン学習サイト「ふたば塾」、中学理科の授業動画を中心としたYoutubeチャンネル「ふたば塾」を運営。 記事執筆、研修・講演依頼、書籍化についてはお問い合わせフォームからお願いします。 【著書】 100均グッズからICTまで 中学校理科アイテム&アイデア100[明治図書出版] 授業力&学級経営力2023年12月号(記事執筆)[明治図書出版] 【協力実績】 株式会社 NHKエデュケーショナル 国立科学博物館 株式会社Gakken 日本テレビ「クイズ!あなたは小学5年生より賢いの?」 株式会社 朝日新聞社 企画事業本部文化事業部 株式会社 高純度化学研究所 株式会社 アスウム 株式会社 学映システム 株式会社リバネス(教育応援VOL55) 株式会社ジヤトコ 富山県教育委員会「とやま科学オリンピック」 東京学芸大学 理科教育学分野 高知大学教育学部附属小学校 横須賀市立浦賀中学校 田尻町立中学校 順不同 Apple Teacher MIE(Microsoft Innovative Educator)