一種の心理学実験動画です。
「道端で倒れているいる人がいたら、周りの人はどのように行動するのか」
という発問に対して、ほとんどの生徒が
「声をかける」
「救急車を呼ぶ」
といった行動をとると考えます。
しかし、実際は•••。
もし、道端に倒れている人がいたら
子どもによっては衝撃を受けるかもしれませんね。
しかし、この動画の行動原理は「イジメ」と全く同じです。みなが正しい行いを知っているのに
「誰も行動しないから私もしなくてよい」
という意識がはたらいて正しい行動ができないのです。
私がこの動画を見せるときには合わせて「傍観者効果」についても説明します。
[傍観者効果]
他人に対して援助(救助)すべき状況にあるとき、周囲に多くの人間がいることによって、援助行動が抑制されてしまうこと。その場に自分以外いなかった場合には援助行動が行われる確率が高いが、周囲にいる人数が多いほど行動が抑制される傾向がある。 傍観者効果があらわれる原因には、「自分がしなくてもよいだろう」という”責任の分散(diffusion of responsibility)”や「人の目が気になる」という”聴衆抑制”などがあるとされる。
正しいとわかっているのに、行動できない•••悲しいことですね。身近な例でいうと「電車の席を譲る」などでしょうか?
最近、道徳的実践力という言葉が使われるようになりました。道徳的に正しいとわかっていても、行動が伴わなければ自己嫌悪に陥ってしまうだけです。行動して始めて意味があります。子どもには周りに流されることなく自分で考えて正しい行動がとれるようになってほしいものです。
↑同様の実験です。
がわかりやすくて素晴らしいです。ぜひご覧下さい。