シャバシャバカレーは嫌!飯盒炊飯でのカレー作りを動画で子どもに伝える方法

林間、臨海の季節になりました。林間や臨海では、子どもたちに飯盒炊飯をさせる学校も多いのではないでしょうか?しかし、飯盒でご飯を炊いたことがない子どもたちがほとんどの学校もあるはず。そんな「今時の子どもたち」に野外活動でカレーの作り方を伝えるのは大変です。

「お米を洗って」という指示に対して、洗剤でお米を洗ってしまった・・・なんて笑い話にもなりません。今回はYouTubeの動画を使って子どもたちに

  • 薪への火の付け方
  • 飯盒でご飯を炊く方法
  • カレーの作り方(シャバシャバじゃないやつ(笑))

の三つを伝える方法を書いていきたいと思います。シャバシャバのカレーとはもうおさらばです。

薪への火の付け方

材料

( 軍手 )、( 新聞紙 )、( 薪 )、(うちわ)

火の起こし方

・( 太めの薪 )を組む

・真ん中に( 新聞紙 )を入れる

・上に( 細めの薪 )を置く

・うちわで( あおぐ )

・火が大きくなったら、薪を追加する。

・薪を調整することで、火を調整する。

※薪は使い切ったら終わりです。大切に使いましょう。

飯盒でご飯を炊く方法

飯盒の使い方

・準備物は( 飯盒 )( ハサミ )( 軍手 )( お米 )。

・( ふた )を利用することでお米をはかることができる。

・お米を研ぐ(洗う)ときは( 洗剤 )は使わない。

お米のとぎ方

・お米を研ぐときは水を入れて(ゆっくり横に振る)。

・( 中ぶた )を閉じたまま水をこぼします。この作業を( 5 )回ほど繰り返す。

・水の量は、飯盒の( 内側 )にあるラインを利用する。

火かげん

・飯盒の外側全面に(水で溶かしたクレンザー)をぬる。

・お米の合言葉( 始めちょろちょろ中パッパ、赤子なくとも蓋取るな )

・はじめの(5)分は炎が( 飯盒の底 )に届かない程度の火力( 弱火 )で炊いていく。

・5分後、炎が飯盒の( 底に触れる )程度の火力( 中火 )にする。

・さらに5分後、炎が( 飯盒の横に届く )程度の火力( 強火 )にする。

・10分ほど経つと中の水分が( 沸騰 )してくる。沸騰が始まると徐々に火を弱める。

・沸騰している間は( 上ぶた )が動く。上ぶたが動かなくなったら炊飯終了

・炊飯後は、飯盒を( 逆さ )にして( 15 )分程度蒸す。

・最後にお米がきちんと炊きあがったか確認をする。※ごはんを皿に盛ったら水につけておく!

カレーの作り方

材料

・材料は( ニンジン )(ジャガイモ)(タマネギ)(お肉)(サラダ油)

材料を切る

・ニンジン→(おうぎ型)、ジャガイモ→(ブロック型)、タマネギ→(くし型)

※( ニンジン )と(ジャガイモ)は(1)㎝くらいにとにかく小さく切る!

・鍋の外側全面に(水で溶かしたクレンザー)をぬる。

・鍋に(すべての材料)を入れて炒める。しっかり材料に( 火を通す )!

※火が通ったかどうかは、ニンジンを( お箸でさし )たらわかる!

水かげん

・火が通ったら、野菜が(ギリギリ隠れられてないぐらい)水を入れる

※これを(ひたひた)といいます。

・火を強くして( 沸騰 )させて、材料が柔らかくなるまで煮込む。(余裕があれば灰汁をとる。)

・ニンジンとジャガイモにお箸を指してみて、柔らかければ( カレーのルー )を入れる。

・ルーを入れた後は、焦げないように底からよく( 混ぜ続ける )。

※水が少なそうであれば、少しずつ足す。シャバシャバにならないように!

・5分程度煮込んで、とろみがついたら出来上がり♪

まとめ

子どもに伝えるときは、( )の部分を穴埋め方式にすれば一生懸命埋めるはずです。

動画との変更点について

※ガリガリのニンジンを食べたくないのでアレンジしました。使うときはをご自身でアレンジしてみてください。

最後に

林間、臨海でカレー作りを控えている先生はぜひ参考にしてみてください。下にふたばが作ったワークシートを貼っておきます。活用してください。

ワークシートのダウンロード(pdf形式)

飯盒炊飯&カレーの作り方(問題)

飯盒炊飯&カレーの作り方(解答)

窪田 一志

1986年生まれ、近畿大学農学部卒業、学びエイド認定鉄人講師、理科コア・サイエンス・ティーチャー(CST)養成課程修了、MIE(Microsoft Innovative Educator 2022)取得、Apple Teacher 家庭教師、個別指導、塾講師を経て、神奈川県で5年間中学校理科教師として勤務。現在は大阪府の公立中学校で理科の楽しさを子どもたちに伝えるため日々奮闘中。 教材や教具、デジタル教材の開発、効果的なICT機器の活用方法、カードゲームや問題解決を通してのコミュニケーション能力の育成など自らの実践に基づいた教育活動を展開中。 ブログのアクセス数は月10万pvを超え、中学理科の授業情報をまとめた書籍「100均グッズからICTまで 中学校理科アイテム&アイデア100」を明治図書から出版。また、ブログがアプリ化されるなど勢いのある教育研究者 兼 教育実践者。 先生向け情報サイト「ふたばのブログ」の他、反転学習や、家庭学習に利用できるオンライン学習サイト「ふたば塾」、中学理科の授業動画を中心としたYoutubeチャンネル「ふたば塾」を運営。 記事執筆、研修・講演依頼、書籍化についてはお問い合わせフォームからお願いします。 【著書】 100均グッズからICTまで 中学校理科アイテム&アイデア100[明治図書出版] 授業力&学級経営力2023年12月号(記事執筆)[明治図書出版] 【協力実績】 株式会社 NHKエデュケーショナル 国立科学博物館 株式会社Gakken 日本テレビ「クイズ!あなたは小学5年生より賢いの?」 株式会社 朝日新聞社 企画事業本部文化事業部 株式会社 高純度化学研究所 株式会社 アスウム 株式会社 学映システム 株式会社リバネス(教育応援VOL55) 株式会社ジヤトコ 富山県教育委員会「とやま科学オリンピック」 東京学芸大学 理科教育学分野 高知大学教育学部附属小学校 横須賀市立浦賀中学校 田尻町立中学校 順不同 Apple Teacher MIE(Microsoft Innovative Educator)