「リーダーシップと裸の男」
「北風と太陽」で人を動かすためには、無理やりではなく、自発的な行動を促すことが大切なことを学ばせます。
では、自発的な行動を促すちは、どのようにすればいいのか。答えはこの動画が教えてくれます。
動画「リーダーシップと裸の男」が教えてくれること
1人の男の行動が集団の行動に派生していく過程を映し出した動画です。舞台はとある学校の文化祭。画面にはテンションが上がったのか酔っぱらっているのかわからない男が1人裸で踊っています。1人で踊っている姿は周囲に「酔っぱらっている人」程度にしか映りません。
しかし、途中で踊っている裸の男のもとに2人仲間が現れます。「フォロワー」です。見たところ、裸の男の友達ではなさそうです。楽しそうに踊っている姿に共感したのか一緒に踊り始めました。初めの「フォロワー」を得たことで、「裸の男」はダンスの「リーダー」となります。一人の変な男ではなく、「ダンスリーダー」に変わったのです。数人で踊っていると、さらにフォロワーが増えていきます。5人、10人、20人・・・と加速度的に人々があつまります。これを動画提供者は臨界点(ムーブメント)と読んでいます。臨界点を超えた集団は、もはやその勢いを止めることはできません。この動画は、1人の男が集団を動かした一部始終をとらえています。
リーダーとフォロワーの関係は、学校では学級委員と班長の関係になると思います。考えてみれば、「サクラ」も同じですね。人を動かす術です。