金属が液体になることは生徒にとっては意外で興味関心を高めることができます。今回は「物質の三態」の単元で行いたい実験「鉛、亜鉛、スズの融点による同定」を紹介します。
鉛、亜鉛、スズの融点による同定
上には瓶からだしたそのままの状態。下は一度溶かしたものです。生徒に見せる時は一度溶かした方が見た目の差がなくていいと思います。
それぞれの融点
鉛328℃、亜鉛420℃、スズ232℃
写真のようにガスバーナーで加熱します。すると融点が低いスズ⇨鉛⇨亜鉛の順に固体から液体に変化していきます。ピンセットなどでつくと柔らかくなっているのがわかります。
おもしろいです。
ちなみに技術の授業で電子回路を作るのに使う「ハンダ」は鉛とスズの合金です。融点の低い金属同士を合わせて合金を作ってるんですね。合わせて考えさせても面白いと思いました。