研修でとても印象に残る実験を行いました。マグネシウムが水蒸気と化学反応するかどうか調べる実験です。
マグネシウムは水蒸気と反応するか?
写真のように実験器具を設置します。試験管には水とマグネシウムリボン(大量)が入っています。
中学校ではマグネシウムリボンに火をつけて燃焼反応をみたのち、黒いマグネシウムが白い酸化マグネシウムになったことを確認する実験を行います。酸化を見る実験ですね。
2Mg+O2→2MgO
今回は一味違います。この実験はマグネシウムが水と反応するかを調べる実験です。
まずは試験管の中程、マグネシウムリボンのあるあたりを強火で熱します。同時に水を熱して水蒸気にして中にある空気を追い出します。ガスバーナーを持ち上げて上からも熱していました。まんべんなく熱します。すると・・・
マグネシウムが燃焼を始めました!
ゴーっとすごい音がします。
ここからが、本番です。
はたしてマグネシウムが水と反応しているのか?
化学反応式を考えると
2Mg+H2O→2MgO+H2
ということは水素が発生していることを調べればいいわけですね。ということで・・・点火!
!?
ゴー!っという音と共に試験管の先から炎が噴き出しました。
美しい!これぞ自然の摂理。化学の醍醐味です。
実験を行う上で注意があります。
この実験は大きめの試験管で行います。試験管は非常に高温になるため、細い試験管では厚さ的に耐えれません。いつ試験管が割れ(溶け)てもいいのうにパッドの上で行なってください。また、この実験で使用した試験管はぐにゃぐにゃのボロボロになるので使い捨てになります。とても危険な実験です。間違っても生徒にはやらせてはいけません。演示にしたとしても危険な実験に変わりはありません。ふたばは一切責任はとれませんので、あくまで自己責任でお願いします。始めにやるときはマグネシウムリボンの量を少なめにして調整してみてください。
今回はマグネシウムは水と反応するかを調べる実験の紹介でした。
う〜ん、ケミストリー♩