コミュニケーションできるTシャツがおもしろい

ちょっとした小ネタです。言葉が通じなくてもアイコンでコミュニケーションをとれるTシャツ「アイコンスピーク(icon speak)」を紹介します。アイコンスピークは、言葉が通じない海外旅行などでTシャツに描かれたアイコンを指差すだけでコミュニケーションをとることができるように作られています。

Tシャツでコミュニケーション

アイコンは全部で39種類。交通手段や電話、病院、レストランなど日常生活で使うであろうアイコンが集めらています。
このTシャツを見て横浜市のコミュニケーションボードを思い出しました。

コミュニケーションボード(災害用)

コミュニケーションボード(お店用)

上のコミュニケーションボードは横浜市が作ったものです。災害やお店でなどで障害を持たれている方や海外の人とコミュニケーションを取ることを目的に作られました。
学校教育で考えてもこのコミュニケーションボードがあればいいのになぁと思う場面はたくさんあります。
•支援教育
•緘黙の生徒
•日本語を話せない生徒
友人が海外で病気になりインターナショナルホスピタル(国際病院)にかかったことがあるのですが、そこでは、コミュニケーションボードが置いてあり、身体の部位と痛み、痒み、ダルさなどのイラストを指差すだけで医者とコミュニケーションがとれるようになっていたそうです。学校にも保健室や支援教室にこのようなコミュニケーションボードを用意しておくべきだと感じます。また、授業でも「言葉ではなくアイコンだけで会話してみよう」とコミュニケーションボードを使ってみても面白いかもしれません。コミュニケーションの大切さ、海外でコミュニケーションボードを使うときの注意点、何よりもコミュニケーションボードの存在を体験を通して知ることが子どもたちの将来につながると感じます。ということで今回は、コミュニケーションボードとコミュニケーションTシャツのご紹介でした。

各自治体が用意するコミュニケーションボード

大阪市交通局のコミュニケーションボード

調べてみると都道府県や交通機関によって色々なコミュニケーションボードがあります。どれが一番わかりやすいか考えさせてもおもしろいかもしれませんね。
窪田 一志

1986年生まれ、近畿大学農学部卒業、学びエイド認定鉄人講師、理科コア・サイエンス・ティーチャー(CST)養成課程修了、MIE(Microsoft Innovative Educator 2022)取得、Apple Teacher 家庭教師、個別指導、塾講師を経て、神奈川県で5年間中学校理科教師として勤務。現在は大阪府の公立中学校で理科の楽しさを子どもたちに伝えるため日々奮闘中。 教材や教具、デジタル教材の開発、効果的なICT機器の活用方法、カードゲームや問題解決を通してのコミュニケーション能力の育成など自らの実践に基づいた教育活動を展開中。 ブログのアクセス数は月10万pvを超え、中学理科の授業情報をまとめた書籍「100均グッズからICTまで 中学校理科アイテム&アイデア100」を明治図書から出版。また、ブログがアプリ化されるなど勢いのある教育研究者 兼 教育実践者。 先生向け情報サイト「ふたばのブログ」の他、反転学習や、家庭学習に利用できるオンライン学習サイト「ふたば塾」、中学理科の授業動画を中心としたYoutubeチャンネル「ふたば塾」を運営。 記事執筆、研修・講演依頼、書籍化についてはお問い合わせフォームからお願いします。 【著書】 100均グッズからICTまで 中学校理科アイテム&アイデア100[明治図書出版] 授業力&学級経営力2023年12月号(記事執筆)[明治図書出版] 授業力&学級経営力2024年12月号(記事執筆)[明治図書出版] 【協力実績】 株式会社 NHKエデュケーショナル 国立科学博物館 株式会社Gakken 日本テレビ「クイズ!あなたは小学5年生より賢いの?」 株式会社 朝日新聞社 企画事業本部文化事業部 株式会社 高純度化学研究所 株式会社 アスウム 株式会社 学映システム 株式会社リバネス(教育応援VOL55) 株式会社ジヤトコ 富山県教育委員会「とやま科学オリンピック」 東京学芸大学 理科教育学分野 高知大学教育学部附属小学校 横須賀市立浦賀中学校 田尻町立中学校 順不同 Apple Teacher MIE(Microsoft Innovative Educator)