音を流すだけで、水没したスマホのスピーカーがなおる?

1年生、音の単元で使える授業ネタです。最近は、防水のスマホが増えてきました。スマホを水没させたことがある人は分かると思いますが、スマホを水没させるとスピーカーの音が水によって音割れしたような状態になってしまうんです。頑張ってスマホを降ったりして水を出そうとしても、なかなか復活しないんですよね。仕方なくスマホを乾かすんですが、生徒からもっといい方を教えてもらいました。なんと、「スマホで水没したスピーカーを復活させる動画がある」というのです。調べてみました!

水没したスマホのスピーカーを復活させる音

調べてみると様々なバリエーションがありました。仕組みは簡単。ある周波数(上の動画では165Hzと6000Hz)の音をスピーカーから出すことで水滴を振動させてスピーカーを復活させるというもの。共鳴現象ですね。防水のスマホをお持ちの先生は、実際に生徒の目の前でスマホを水没させてから、音割れを直す方法を実演すれば、生徒の興味関心を高めることができると思いました。

合わせて、防水のスマホであっても濡れた状態で充電器に繋ぐとショートしてスマホが壊れてしまうことも伝えたいですね。

この動画は

  • 振動数(ヘルツ)
  • 共鳴
  • ショート

など様々な学びがあると思いました。ぜひ授業で見せてあげてください。

窪田 一志

1986年生まれ、近畿大学農学部卒業、学びエイド認定鉄人講師、理科コア・サイエンス・ティーチャー(CST)養成課程修了、MIE(Microsoft Innovative Educator 2022)取得、Apple Teacher 家庭教師、個別指導、塾講師を経て、神奈川県で5年間中学校理科教師として勤務。現在は大阪府の公立中学校で理科の楽しさを子どもたちに伝えるため日々奮闘中。 教材や教具、デジタル教材の開発、効果的なICT機器の活用方法、カードゲームや問題解決を通してのコミュニケーション能力の育成など自らの実践に基づいた教育活動を展開中。 ブログのアクセス数は月10万pvを超え、中学理科の授業情報をまとめた書籍「100均グッズからICTまで 中学校理科アイテム&アイデア100」を明治図書から出版。また、ブログがアプリ化されるなど勢いのある教育研究者 兼 教育実践者。 先生向け情報サイト「ふたばのブログ」の他、反転学習や、家庭学習に利用できるオンライン学習サイト「ふたば塾」、中学理科の授業動画を中心としたYoutubeチャンネル「ふたば塾」を運営。 記事執筆、研修・講演依頼、書籍化についてはお問い合わせフォームからお願いします。 【著書】 100均グッズからICTまで 中学校理科アイテム&アイデア100[明治図書出版] 授業力&学級経営力2023年12月号(記事執筆)[明治図書出版] 【協力実績】 株式会社 NHKエデュケーショナル 国立科学博物館 株式会社Gakken 日本テレビ「クイズ!あなたは小学5年生より賢いの?」 株式会社 朝日新聞社 企画事業本部文化事業部 株式会社 高純度化学研究所 株式会社 アスウム 株式会社 学映システム 株式会社リバネス(教育応援VOL55) 株式会社ジヤトコ 富山県教育委員会「とやま科学オリンピック」 東京学芸大学 理科教育学分野 高知大学教育学部附属小学校 横須賀市立浦賀中学校 田尻町立中学校 順不同 Apple Teacher MIE(Microsoft Innovative Educator)