掃除といえば、イエローハット創業者鍵山秀三さんの話は有名ですね。インターネットで検索しても、たくさんの指導案が出てきます。道徳の教材にもなっているようです。ここでは簡単に概要だけご説明します。
イエローハット創業者鍵山秀三さんと掃除
鍵山秀三さんはカー用品を販売しているイエローハットの創業者です。一代で年商800億円以上、店舗数400という大会社を築き上げたすごい人です。
その鍵山秀三さんが一番大切にしているのが「掃除」なのです。
イエローハットの歴史
会社を創業したのが昭和36年10月10日、当時はカー用品販売店は暴走族やヤンキーが行くお店という感じだったそうです。当時は高度経済成長で人材不足。カー用品店で働きたい人なんていませんでした。来るのは転職歴がたくさんある人ばかり。営業ももちろんうまくいきません。そこで鍵山さんは社員の心をなんとか癒してあげたいと「掃除」を始めるのです。社員のために自らが掃除をする社長。しかし、社員には思いが届かず、逆に「うちの社長は掃除しかできない。」と批判までされる日々。それでも鍵山さんは掃除を続けます。少しずつ社員にも思いが伝わっていきました。掃除を続けて20年くらい過ぎた頃、「掃除をする社風」が仕入先やお客様から評価されるようになります。イエローハットがまず行ったのが取引先の掃除です。「勝手なことをするな」と怒られるときもあったそうです。でも、思いが伝わり取引先との関係がよくなっていきます。ついには、イエローハットなら大丈夫だと見積書を出さなくても商品を納入してもらえるほど強い信頼関係を築きあげ、今ではこんな大きな会社になったということです。
授業案のホームページ1
授業案のホームページ2