伊豆半島で断層を学ぶ

google earhは授業の様々な場面で活用することが出来ます。特に地学では活用場面がたくさんあります。今回は伊豆半島の航空写真を使って、断層について学ばせる方法を書いていきます。

伊豆半島で断層を学ぶ

断層の学習で使いたい画像があります。それは「Googleearth」(グーグルアース)でみた伊豆半島です。


授業の流れ

子どもたちに見せる時は日本地図から初めて、
私たちが住んでいるところは?
富士山のあるところはどこ?
伊豆半島はどこ?
といったように段階を踏むといいと思います。

伊豆半島の先の画像を写して、子どもたちに何か気づいたことがないか問います。難易度が高いので、ヒントを与えながら答えに導きます。

気づかせたかったのは赤い矢印の部分。なにやら地形に不自然な線が見えます。そう、ここに大きな断層があるのです。

伊豆半島の先には石廊崎断層と呼ばれる断層があります。1974年の伊豆半島沖地震でこの断層が大きくずれました。Googleearthで確認できるほど大きな地震だったことがわかります。

Googleearthを地形図にすると山の起伏を見ることができます。赤い丸で囲んだ部分で山の尾根がずれているのがわかるでしょうか?地表に立った時ずれている面が右側に見えるので右横ずれ断層になります。

↑伊豆半島沖地震1974年の石廊崎断層の様子です。尾根が互いに右側にずれていることがわかります。上の写真をクリックすると詳しく書かれたホームページに飛びます。気になる方はご覧ください。
Googleearthにはまだまだ、教育に使える内容がたくさん隠れていると思います。使える内容がありましたら、コメントいただければと思います。面白い教材はみんなで共有していきましょう。目標は理科好き100%です♩
窪田 一志

1986年生まれ、近畿大学農学部卒業、学びエイド認定鉄人講師、理科コア・サイエンス・ティーチャー(CST)養成課程修了、MIE(Microsoft Innovative Educator 2022)取得、Apple Teacher 家庭教師、個別指導、塾講師を経て、神奈川県で5年間中学校理科教師として勤務。現在は大阪府の公立中学校で理科の楽しさを子どもたちに伝えるため日々奮闘中。 教材や教具、デジタル教材の開発、効果的なICT機器の活用方法、カードゲームや問題解決を通してのコミュニケーション能力の育成など自らの実践に基づいた教育活動を展開中。 ブログのアクセス数は月10万pvを超え、中学理科の授業情報をまとめた書籍「100均グッズからICTまで 中学校理科アイテム&アイデア100」を明治図書から出版。また、ブログがアプリ化されるなど勢いのある教育研究者 兼 教育実践者。 先生向け情報サイト「ふたばのブログ」の他、反転学習や、家庭学習に利用できるオンライン学習サイト「ふたば塾」、中学理科の授業動画を中心としたYoutubeチャンネル「ふたば塾」を運営。 記事執筆、研修・講演依頼、書籍化についてはお問い合わせフォームからお願いします。 【著書】 100均グッズからICTまで 中学校理科アイテム&アイデア100[明治図書出版] 授業力&学級経営力2023年12月号(記事執筆)[明治図書出版] 授業力&学級経営力2024年12月号(記事執筆)[明治図書出版] 【協力実績】 株式会社 NHKエデュケーショナル 国立科学博物館 株式会社Gakken 日本テレビ「クイズ!あなたは小学5年生より賢いの?」 株式会社 朝日新聞社 企画事業本部文化事業部 株式会社 高純度化学研究所 株式会社 アスウム 株式会社 学映システム 株式会社リバネス(教育応援VOL55) 株式会社ジヤトコ 富山県教育委員会「とやま科学オリンピック」 東京学芸大学 理科教育学分野 高知大学教育学部附属小学校 横須賀市立浦賀中学校 田尻町立中学校 順不同 Apple Teacher MIE(Microsoft Innovative Educator)