ふたばのブログ〜理科教育と道徳教育を科学する〜

ピーナッツから油脂を抽出

time 2017/09/14



ピーナッツから油脂を抽出

ピーナッツ(落花生)から油脂を抽出する実験を行いました。

落花生は油脂が多いことで有名です。

はじめにピーナッツの重さを計ります。7.85gでした。
乳鉢でピーナッツをすりつぶします。
粉々になりました。

ピーナッツの油脂を抽出します。抽出は溶かすことで物質を取り出す方法です。油は水には溶けません。今回はジエチルエーテルとエタノールを使って抽出をします。ジエチルエーテルは可燃性が強いので、火気は絶対に近づけないでください。気化するので離れていても発火する可能性があります。
エタノールを加えてさらに潰します。
続いてエーテルを加えます。ピーナッツの油脂がエーテルに溶け込んでいるはず。この液体を濾過していき
ます。


通常のろうとを使って濾過してもいいのですが、時間を短縮するため今回はアスピレーターを使って吸引濾過をしました。アスピレーターは気圧差によって濾過を素早く行う装置です。
すごい勢いで濾過することができました。初めて使いました。便利なものが世の中にはあるんですね(笑)
あとはホットプレートでエーテルを蒸発させます。換気扇の真下で行います。エーテルは可燃性なので火は絶対に使わないでください。
エーテルの匂いがなくなったら蒸発完了

見るからに油っぽいです。

ピーナッツの香りがします。重さを計ります。

ビーカー+油脂が50.11g
ビーカーが47.46gなので、油脂の質量は50.11g−47.46g=2.65g
はじめのピーナッツの質量が7.85gなので、割合は
2.65g÷7.85g×100=34%
ピーナッツの34%は油ということになります。ここで答え合わせ。ピーナッツのパッケージを見ると正しい答えがわかります。

脂質100g中、50.5g
約50%です。この実験でここまで抽出できれば大したものではないでしょうか?それにしてもピーナッツって半分以上が油なんですね。ピーナッツを食べるということは油を飲んでるのとあまり変わらないってことです(笑)面白い実験だとおまいました。ピーナッツを使った他の実験として、ピーナッツ一粒を燃焼させて水を温め、水の上昇温度からピーナッツが持つ熱量(カロリー&ジュール)を調べるものがあります。食べ物のカロリーを実験を通して求められるのでとても面白いですよ。ぜひやって見てください。

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自己紹介

ふたば

ふたば

1986年生まれ、三十路超え 近畿大学農学部卒業、理科コア・サイエンス・ティーチャー(CST)養成過程修了、家庭教師、個別指導、塾講師を経て、神奈川県で5年間中学校理科教師として勤務。現在は大阪で理科の楽しさを子どもたちに伝えるため日々奮闘中。 教材や教具の開発、効果的なICT機器の活用方法、カードゲームや問題解決を通してのコミュニケーション能力の育成など自らの実践に基づいた教育活動を展開中。 ゆくゆくはこのブログの内容を本にしてまとめられたらと考えています。記事執筆、講演依頼、書籍化についてはお問い合わせフォームからお願いします。

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