ふたばのブログ〜理科教育と道徳教育を科学する〜

塗り絵でストレス発散?

time 2015/12/01

よく机に鉛筆で丸を書いて塗りつぶしている生徒がいます。授業プリントでも図や漢字を塗りつぶしたりしています。
なぜあんなことをするのでしょうか?どれだけ注意してもなくなることはありません。どこの中学校でも定期テスト前日には必ず
「明日はテストだから落書きを消しておくように」
と声かけをしているはずです。
学校の先生にとって謎だった落書きをする理由。それは
ストレス発散!
心と身体のアンバランスな中学生はストレスが多い時期です。精神を保つためにストレス発散として落書きをしているのです。特に塗りつぶすという行為は特にストレス発散に効果があるようです。そこで考えました。塗りつぶさせないのではなく塗りつぶしていい場所を用意すれば、ストレスを発散することが出来るのではないでしょうか?

塗り絵でストレス発散?荒れをなくせるかも!?

「死ね」や「消えろ」という言葉を太字で書いて塗りつぶしている子どもを毎年見るのはそのためですね。
↑ここまでいけば芸術?
そこで考えました。落書きをやめさせるのではなく、むしろ積極的にやらせた方が生徒のストレス発散になるのではないか?
テストで自席にいるのが難しい生徒に対して
「ジッとしているのがしんどいときは、漢字やひらがなの仕切られた空間を塗りつぶしていくといいよ」
と声をかけたところ、一生懸命に塗りつぶしていました。チャイムが鳴ったときには一時間静かにテストを受けれたことを褒めることもできました。もちろんテスト中に塗り絵をすることはいいことではありませんが、一時間座ることが難しい生徒はクラスに一人や二人はいると思います。
調べてみると「塗り絵」にストレス発散の効果があることがわかりました。

アートセラピー

特にフランスでは塗り絵のことを「コロリアージュ」と呼び、ここ数年ブームらしくプレゼントにもよく選ばれるそうです。塗り絵のように何かを描くことでストレスを和らげる効果を「アートセラピー」と言います。
アートセラピーとは、芸術的な活動を通して自己認識を高め、ストレスやトラウマに立ち向かうことを目的とする精神療法のこと。集中して美しい作品を創造することで、自分と向き合い、心を解放することができ、ストレス解消となるのだそうです。
ただ机に落書きをしても対したストレス発散にはなりません。複雑な模様を好きな色で丁寧に塗っていくことで、創造的な気晴らしと
共に、美から精神的安定を得て、リラックスできるのです。
たしかに、無心に塗り絵に取り組んでいる間は、色々なことを忘れられそうですね。
最近は100均でも大人の塗り絵を見かけます。ストレスをかかえる生徒、支援が必要な生徒にそっと手渡してみてはいかがでしょうか?
↑授業中に教室で座れない生徒も、塗り絵をすることで、教室で過ごすという第一関門を突破できると感じます。また、完成させた時に達成感を得ることもできます。
↑最近は本屋にも大人の塗り絵コーナーがあります
↓インターネットで無料でダウンロードもできます。ぜひ利用してみてください。
※画像をクリック
 
波をモチーフにした塗り絵
花をモチーフにした塗り絵
フクロウをモチーフにした塗り絵

Art therapie coloriages anti-stress



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自己紹介

ふたば

ふたば

1986年生まれ、三十路超え 近畿大学農学部卒業、理科コア・サイエンス・ティーチャー(CST)養成過程修了、家庭教師、個別指導、塾講師を経て、神奈川県で5年間中学校理科教師として勤務。現在は大阪で理科の楽しさを子どもたちに伝えるため日々奮闘中。 教材や教具の開発、効果的なICT機器の活用方法、カードゲームや問題解決を通してのコミュニケーション能力の育成など自らの実践に基づいた教育活動を展開中。 ゆくゆくはこのブログの内容を本にしてまとめられたらと考えています。記事執筆、講演依頼、書籍化についてはお問い合わせフォームからお願いします。

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子どもの理科離れが問題になっています。しかし、実験を中心とした塾が人気を集め、本屋では科学図鑑が売れているようです。大人も子どもも本当は理科が大好きなんだと思います。では、なぜ理科離れが起こるのか?学校や塾の授業が理科の楽しさを十分に伝えられていないからではないでしょうか。このブログでは学校や塾の理科の授業を楽しくするための情報を書いていきます。教材や教具、面白い実験、ICT機器の活用法、授業で使える動画、教育書の紹介の他、道徳やコミュニケーションゲームなど子どもが人として成長していくための情報も書いていきます。このブログが子どもたちに理科の楽しさを伝えるため、そして子どもたちが明るい未来を作っていくために少しでも役立ってくれたら嬉しいです。

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